ルートバーン

2003年1月25日
今日から僕の長い旅が始まろうとしている。
その最初の第一歩を飾るのがグレードウォークの一つルートバーン。
8時にQueenstownのDOC裏集合なので、余裕を見て7時15分にパノラマハウスを出発。
荷物の方はというと、昨日のQueenstown Hill後の荷物の再調整のおかげで、重いことには重いが、ちゃんと歩ける程度には軽くなった。
パノラマハウスからDOC裏までが良い準備運動だった。
ルートバーン行きのバスはワゴン車で、オーストラリア人の老夫婦と、Kiwiのカップルと僕とミハルさんの6人。
このままルートバーンシェルターまで乗せてってくれるのかと思っていたら、僕達はグレノーキでおろされた。
そこでさらに大きいバスに乗り換えてルートバーンシェルターまで。Queenstownを出発した時は6人しかいなかったのに、グレノーキで乗り換えたバスには4、50人乗っていた。
さすがルートバーン。やっぱり人気がある証拠だ。

グレノーキから30分ほどバスに乗ると、ルートバーンシェルターに着いた。
さあこっから全ての僕のTramping生活の第一歩が始まる。

思いザックを背負い出発!!
と、いきなりつり橋が。なんだかいきなり秘境探検みたいな気分にさせてもらえ、良い感じ。
ルートバーンシェルターからルートバーンフラットHutまではずっと平坦な道。山登りっていうイメージで覚悟してただけに、おもったより道のりは楽で拍子抜け。
けど、道のりは楽でも、景色はやっぱり最高。
Trackの脇をながれるルートバーンの澄みきった水。生き生きとした木々。苔、鳥、空、雲、とにかく、目の前に写るものすべてが新鮮で、歩いているだけで楽しくてしかたない。

本当の自然というのを始めて知ったそんな感じ。
こんなに素晴らしい自然が、世界にはまだまだ残されているんだというのを実感した。

ルートバーンフラットHutからルートバーンフォールズHutまではずっと登り。
やっとイメージしていた山登りが始まった。
やっぱり登りはつらい。きつい。
けど、そんな中、鳥が僕たちをHutまで案内してくれるかのように、着いてきた。
扇のようなしっぽをもつファンテイルだ。
この人なつっこい鳥が、ほんと心やすめてくれる。

登りでハアハアいいながらも、今日の宿である、ルートバーンフォールズHutまでは、案外あっさり着いた。時間にして14時頃。
天気も最高によかったため、その後ミハルさんと一緒に近くの川で水浴びした。
そのとき、外人の女の人が、全裸で水浴びしていて驚いた。さすが外人さん。オープンだねーー。
久しぶりに見た乳に大興奮でした。

これが、僕の山歩きを始めたきっかけであるニュージーランドでのトレッキングの第一歩。それが一年前の今日でした。これをきっかけに、1年間いろんなところ歩いた。ほんとこんなに自分が山好きになるなんて思いもしなかったなーー
全ての原点ここにあり。



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